♪108:部活の先生との思い出
3月のはじめに佐渡裕さん指揮、反田恭平さんピアノの大好きなラフマニノフのコンチェルトを聴きに行ってきました。
久しぶりのコンチェルトのコンサートでそれだけでも感動、半ば無理に誘った夫も「来てよかった」と呟いたことに感動。
そして、藤枝のカワイで教えている高校三年生の男の子がコロナで旅行できない(就職する彼にとって最後の春休み)というのでこのコンサートを勧めたところ「行きました」と後日連絡がきたことにも感動。素晴らしい演奏というのはわかっていたことなので、それを生徒に伝えることができたことが嬉しかったです。
さて、ここまで書いて、いつタイトルの話になるのだということですが、私は「いいもの、いい演奏、いい音楽を伝える」というのも講師の仕事である半面、自分の性格でもあると思っています。
それで、この性格ってどこから来たのかなと考えたら、高校の部活の先生でした。
当時、吹奏楽部でしたが、大植英次さん率いるドイツのオーケストラが焼津にやってくるということで、絶対いいから!!とゴリ押しされ、当時興味がない部員ほぼ全員連れて(吹奏楽部は割とオーケストラに興味がない人が多い)焼津文化センターへ聴きにいったことを思いだしました。
その時はよりにもよってマーラー
ハイドンやモーツァルトなど比較的短めではなく、ズドーンと長くて重いマーラー。今ならウェルカムなのだけどオーケストラ初心者にはなかなかの苦行。
それでも迫力や美しさは初心者にも充分伝わりました。
ディズニーが大好きな先生で、キャラクターというよりはディズニーのパフォーマンス力やゲストに対するものが好きだったのだと思います。一般の人が演奏できるステージがあるのですが(もちろんディズニーの曲を)ビデオオーディションに合格して吹奏楽部で3回行った覚えがあります。
そういえば佐渡裕さんの素晴らしさを教えてくれたのも確かこの先生。当時はシエナウインドオーケストラを観にいきました。
そんな風に自分が良いと思ったものを生徒を巻き込み伝える…私のルーツはここか!!!と気づきました。
ピアノを教える、というその先生とは直接関係ない仕事に就きましたが、自分の通ってきた道が繋がった気がして嬉しかったです。
私はピアノ講師なので生徒たちの年齢層は幅広いですが、年齢に合わせて様々な音楽と触れ合う機会をたくさん作ってあげたいです。
さて、今日はオフ
静岡市の桜を堪能してきました♪
音楽教室も春の香りをただよわせながら新年度を迎えます!
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