♪121:傾聴
今週は決めていたわけではないのですが、結果的に生徒ひとりひとりと話す時間がありました。
その中で、コンクールに出るのを嫌がる生徒がいて、長い付き合いの中で初めてだったので「コンクールでたくないんだ?」と聞いてみました。
今年金賞をいただいたので、そこで終わりたいのが1つと、そもそもコンクールはそんなに出たいと思ってないというのが1つでした。
え!?毎年出ていて練習もしっかりやってくるのにそんなこと考えてたんだ!と本当に驚きました。(有終の美を飾りたい気持ちはよくわかります)
見逃してはいけない心の中に触れることができて、貴重な時間を過ごせました。
そして、私にとってコンクールとは、生徒の成長に繋がるファクトであり、結果よりも過程が大事だと振り返るきっかけになりました。また、コンクールを通して、その曲やジャンルがもっと好きになることも目標の一つ。
その他にもコロナ鬱とまではいかなくても「合唱の伴奏頑張ってもどうせ中止でしょ」という子もいて、練習したくない理由が少し見えました。その子とも話をして興味のあることが見えてきたので「こんな曲やったら」と促しました。
どの生徒さんも大好きで大切なのですが、つい、「うまくなってほしい」「練習してほしい」が先に来てしまい、心を置き去りにしてしまう時があります。
1番最初にくるのは「音楽が好きで、教室に来るのが楽しい」でこれは、コンクールに関係なく全ての生徒たちに言えることなので、生徒たちと話していて、そこに立ち返ることができて本当に良かったです。
新入生徒さんも数名いて新しい気持ちになる半面、5年以上の付き合いの生徒さんは昨日みたいに心に触れて寄り添うことができたらいいなと思いました。
ただ、ピアノを習いに行くだけの教室じゃつまらなすぎる!!
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